経済

デンマークの経済は比較的小規模ですが、市場は開かれており、海外との貿易が大きな比率を占めています。

国の通貨はデンマーク・クローネで、最大の輸出先はドイツとスウェーデンです。
輸入では上記の2国に加え、オランダも重要なパートナーとなっています。欧州以外では、アメリカと日本が最大の貿易相手国です。
2012年の統計を見ると、デンマークの国民1人当りのGDPが約3万 9,000米ドルだったのに対し、年間の輸出額(製品・サービス)は970億米ドルを上回りました。

デンマークの主な産業セクターは、エネルギー、生命科学、農業などです。

原油生産量では西欧3位、風車の生産量は世界トップクラスです。
世界で使用されている洋上風力タービンの約80%がデンマーク製、またはデンマークで開発された土台や部品で製造されています。2012年のデータによると、世界の風力タービンの20%以上が、デンマークに本拠地を置く企業から供給されました。

農業では、人口の3倍に当たる 約1,500万人を養える農産物を生産しています。デンマーク産の食料品の品質と安全性の高さは、世界的に知られています。

生命科学に関しては、2013年の『The Worldview Report and Bio-Innovation Scorecard』でアメリカに次ぐ2位となりました。デンマークに拠点を置く世界最先端のバイオテクノロジー企業や薬学研究センターの数は少なくありません。

政府からのさまざまな福祉給付や、衡平な所得分配により、デンマークは世界でもっとも社会的な平等が実現されている国の一つになっています。
他の欧州諸国と違い、デンマークの労働市場は雇用者と被雇用者の組織間で結ばれる契約を土台としています。こうした契約は、最低賃金、ストライキの権利、労働時間といった基本的な条件を規定しています。

世界が金融危機に陥った2008年、それまで常に低水準だったデンマークの失業率は急上昇しました。ここ数年はEU平均の3分の2ほどの6%で横ばいとなっています。

世界的に国家の財政が不安視されるなか、デンマークの財政状況はEU加盟国の中でも非常に良好であると言われています。

デンマークのビジネス情報については、JETROのウェブサイトも参考になります。(なお、内容に関して大使館は一切の責任を負いません。)
http://www.jetro.go.jp/world/europe/dk/