大使館について

大使館業務の主な目的は、日本でデンマークの価値を創造すること、そして日本とデンマークの良好な関係を強化することです。
日本へ輸出を希望するデンマーク企業をサポートしたり、デンマークへの投資に興味をもつ日本企業へプロモーションを行ったりすることで、両国の貿易関係を促進しています。
また多岐にわたる広報外交活動により、デンマークに関する一般的な知識を高める努力をしています。

大使館の歴史
デンマークは1867年から日本に外交代表を設けていますが、1912年まではオランダの外交団がデンマークの代行業務を行っていました。オランダ人外交官のディルク・デ・グラーフ・ファン・ポルスブルックが日本で初めてデンマークの外交業務を遂行し、デンマークや他の北欧諸国に代わって重要な貿易協定の交渉を行いました。

    

初期のデンマーク外交代表。(左から)ディルク・デ・グラーフ・ファン・ポルスブルック、プレベン・フェルディナンド・エレフェルト・ローヴィック伯爵、ニールス J.W.ホスト。

1912年にプレベン・F・エレフェルト・ローヴィック伯爵が初のデンマーク人外交代表として日本で外交の指揮をとりました。伯爵は北京のデンマーク大使館で大使を務めており、日本に派遣されました。1921年、日本の地に初めてデンマーク大使館が設立されました。初代大使となったニールス J.W.ホスト以降、歴代の外交官が東京のデンマーク大使館に赴任し、日本とデンマークの関係強化に貢献してきました。現在はピーター・タクソ-イェンセンが大使を務めています。

東京の代官山にある現在のデンマーク大使館は、1979年に建設されました。それ以前の大使館は青山の「デンマーク・ハウス」内にあり、さらに遡っては日比谷交差点近辺や四谷に置かれていた

時期もありました。



代官山のデンマーク大使館。