気候と地球温暖化
グリーンランドは北極の気候であり、永久凍土があります。暖かい季節でも気温が10℃を超えることはまれで、冬の平均気温はマイナス10℃からマイナス20℃まで下がります。
グリーンランドの観測史上最低気温は、1950年代に内陸の氷原で記録されたマイナス70℃です。
一方、1990年7月にはカンゲルルススアークで観測された25.5℃が過去55年間の最高気温になります。
ここ数十年、地球温暖化がグリーンランドにもたらす影響について注目されるようになりました。
グリーンランドの氷床の溶解速度は以前に比べ格段に上がっており、これは世界中で洪水の確率が高まっていることを意味します。
2012年7月にはグリーンランドの氷床で非常に珍しい気象現象が起きました。数日に渡り、氷冠の97%で表面溶解が観測されたのです。
写真: Maja Biilmann