デンマークと日本の文化交流を進める「ソニック・ディプロマシー」
プレスリリース
2024年10月7日
アート、民主的対話、そして技術を通して文化をつなぐ「ソニック・ディプロマシー」のご紹介
デンマークと日本の戦略的パートナーシップと日本・デンマーク共同戦略作業計画をもとに、東京にあるデンマーク大使館が開始した文化プロジェクト「ソニック・ディプロマシー」は、両国の文化交流をさらに発展させます。このプロジェクトでは、デンマークと日本のアーティストや文化関係者、公共団体が集まり、技術と民主的対話がアートの中でどのように交わるかを探求します。
本プロジェクト「 ソニック・ディプロマシー 」では、コンサート・レクチャー、参加型パフォーマンス、オーディオ・ビジュアル体験、コンサートの舞台裏、ハイブリッド・ワークショップ、文化交流のためのインタラクティブ・プラットフォームとしてのソーシャルメディアの活用など、多様な活動を提供します。既存の視点にとらわれず、新しく多角的な文化交流を通じ、両国の理解を深めていきたいと思います。
駐日デンマーク王国大使 ピーター・タクソ-イェンセンのコメント:
「テクノロジーと民主主義が日進月歩の世界において、ソニック・ディプロマシーはデンマークと日本の理解と協力を促進する独創的な取り組みである。このプロジェクトが両国の文化的な結びつきを強めるだけでなく、民主主義社会におけるテクノロジーの役割について相互の考察を促すものであることを願っている。」
プロジェクトのハイライトと活動
このプロジェクトは、様々な角度からテーマにアプローチし、多様な視点からの対話を促すことを目的としたアクティビティで構成されています。
- 一緒に歌おう
デンマークのアーティストが選んだ「高等学校の歌」をカバーするSNSキャンペーン。日本におけるデンマークの高等学校運動の民主的な価値を紹介します。
- 民主主義のメタファーとしてのジャズ
ニールス・ラン・ドキーと彼のトリオは、「ジャズ-完璧な民主主義」と題したコンサート・レクチャーを開催します。
- 民主主義の文脈におけるAIの是非の探求
ケマカ・キネティックは、AIによる音楽制作を否定し、人間同士のつながりを重視する反テクノロジー的な音楽制作のアプローチを探求します。
- 民主的な対話の場を創出するための意識促進におけるテクノロジーの可能性
ヨハンナ・スルクネンは、社会から疎外された人々の声をサンプリングすることで、新しいテクノロジーがどのように沈黙した声を前進させることができるかを探求します。
- 未来の協力のためのプラットフォーム作り
本プロジェクトのパートナーであるJazzDanmarkとTempiが上記の活動をサポートし、デンマークと日本の文化協力の基盤を築きます。デンマークでのイベントも予定されており、日本での成果をデンマークの関係者と共有します。
「ソニック・ディプロマシー」は、アートと技術を通じた対話を促進し、両国が共有するテーマについて考える機会を提供します。今後、デンマークと日本の地方自治体もこの取り組みに関与し、さらなる文化交流を推進していきます。
本プロジェクトはデンマーク文化省およびデンマーク外務省によって支援されています。
最新情報は、デンマーク大使館のSNSでご確認ください。
詳しくは、[email protected]までお問い合わせください。